ここ数年スマートフォンは爆発的に普及してきました。 ハンディサイズのパソコンと言っていい利便性に、 何かと手放せなくなっている人も多いのではないでしようか。
スマホの普及率は今後も広がっていくと思いますが、それに伴う健康の弊害もしっかりと理解しておくことが必要でしょう。長時間ずっと掌を広げて重いスマホを保持していることは、手の腱を無理に引っ張って傷めているようなものです。
また画面を間近で覗き込むために、 無意識に肩が上がる「いかり肩」にならざるを得ません。すると首から腕に繋がる神経が圧迫されて、常に首から肩腕にしぴれが現れやすいという状態になってしまいます。
猫背「なで肩」も首の骨のならびを変化させ、 しびれや肩こりや全身倦怠感などを増長する要因の一つとなります。
いかり肩、なで肩…タイプ別で異なる肩こり対処方法
肩から首にかけての重だるさ、痛みやしびれで悩んでいる方は多いでしょう。肩こりの原因は、筋肉や筋膜の凝りとこわばり。そして、働き方の変化により、みなさんが実感されている、日々のパソコン作業の姿勢が肩こりをひどく頑固にさせる原因となっています。
前屈みになり両手でカタカタとキーボードを打つ動作を想像してみてください。
パソコンを打つ動作では、指先ばかりが動いているように見えますが、それ以上にぎゅっと力をいれているのが肩です。
多くの方が無意識レベルで肩に力が入り、その頑張りが、凝りを強くさせます。
凝りとは筋肉が硬直しつづけているのです。筋肉の隙間を通る血管や神経が圧迫されることで、凝り感や痛み、しびれという症症状を引き起こします。片頭痛があったり、耳の後ろあたりまでズキズキする、という人は、かなりの重症です。
便利で楽しいスマホも、 適度な時間内で使用しなければ、健康を害するものになってしまいます。 他人にも迷惑をかけます。
階段の下降時、駅のプラットホーム歩行時の使用は危険ですし、 勿論、 自転車や自動車運転時の使用は厳禁ですね。