足関節の痛み
- 足首を捻挫して痛みがある
- 数ヶ月前の足首の捻挫が未だに痛いけど治るの?
- 足首を柔らかくしたい!
- 足首が柔らかすぎて(グニャグニャしすぎて)不安定のをなんとかしたい!
- お医者さんには教えてもらえない足首のことを知りたい
足関節(足首の関節)ってどうなっているの?
そもそも、足の骨っていくつあるか知ってる人、いらっしゃいますか?
5本!?
それは指の数で…
指の骨(趾骨=しこつ)は14個、中足骨が5個、足根骨7個の計28個あるんです!!
左右で56個なので、全身の骨200個のうち4分の1が足の骨ということです。
そしてこの骨たちはそれぞれ役割があります。周りには靭帯というバンド(骨を動きすぎないようにするもの)や骨を動かす筋肉があり、お互い助け合いながら、絶妙なタイミングで動き、歩いたり走ったりできるわけです。
#人の身体は神秘的です
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この先は、足首の機能解剖をお話しするので、頭痛くなる人はスルーしてくださいね!
くるぶしには内側と外側にうめぼし大の骨がありますね。内側を内果、外側を外果といいます(そのまんまです)
じゃあ、内果と外果ならどちらが長いかというと外果のほうが長い(下方にあるってこと)
外果(腓骨)の方が後方にある。
大切なのは、内果とその前縁を触知できること。
なぜかというと、こういうとこに痛みが
筋肉の痛みなのか、靭帯の痛みなのか、迷ってしまう。
だから骨のラインをきっちり触っていく。
ここまで辿っていくと、ここで外果、腓骨に到達する。
この腓骨と脛骨を止めるのにバンドがついていて、これが前脛腓靭帯といいます。
捻挫の場合、もう少し前方をみる人は多いけど、ここまで確認する人は少ないかもです。
そうなると、ここの触診が非常に大切だということがわかります。
足の甲の根本には、多くの腱が並んでいます。
そして、脛骨が凹になっていて、距骨が凸。
距骨の上面をみてみましょう。
前方と後方では、幅が違うのわかりますか。
底屈するとこっち、背屈するとこっちになります。
つまり、背屈すると腓骨は上に押し上げられます。
さらに腓骨は外側に広がり、外旋運動が加わります。
おさらい
背屈すると
①距骨が上に移動する
②腓骨が外側に広がる
③腓骨が外旋運動をする
この3つの動きを憶えておくとどこに問題があるかのヒントになりますよ。
足首の捻挫で痛めるのはどこ?
足首にはたくさんの組織があって、捻挫の仕方(捻り方)によって損傷するところが様々です。それをふまえて、多い足首のトラブルから説明していきますね!
内反捻挫(内がえし)
というやつです。
これの反対に捻ることを外反捻挫(外がえし)といいます。
さきほど、足の骨のことをお話しましたが、その骨を繋ぎ合わせている靭帯や筋肉が損傷することで、腫れ上がり熱をもちます。
もうご存知でしょうが、腫れて熱っぽいときは基本アイシングです。
「いや、アイシングすると筋肉が硬くなるから駄目!」っていう先生もいます。場合によってはそれも選択のひとつですが、ここは基本でいきます。
そして、圧迫固定により、とりあえず急性期を乗り越える!
損傷具合で2〜3日でマシになるケースから、一ヶ月経っても腫れてる!ってこともありますので、個人差はありますが、
必ず腫れは引きますのでご安心を。(骨折していないかは確認してくださいね!)
私は、回復期に向けた徹底的なリハビリが得意です。
関節の動き(腓骨、距骨、踵骨)
靭帯の肥厚による硬さ
カプセル(関節包)の硬さ
筋力低下
筋肉の弾力性低下(筋力あるけど伸びにくくなっている)
各関節の動きのリズムが正常でない
上記の症状が複数で起こりますから、放置しておくと痛みや違和感が長期化するんです。
足関節を背屈(つま先を上にあげる運動のこと)して痛い場合
そのまえに、足首の動きの検査するときは膝を曲げて背屈をすること。
それはなぜか?
ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)が緊張して足関節の背屈を邪魔してしまうからです。
これだと、本当の足首の動きはみれない。
膝を曲げるとふくらはぎの筋肉が緩むので、検査するときはそうします。
背屈時の痛みを解決するにはまずこの3つを改善させます。
①距骨が上に移動する
②腓骨が外側に広がる
③腓骨が外旋運動をする
左右(痛い方の足と反対の足)の動きの違いをみるとどこかに原因があるはずです。
内反(内がえし)捻挫をしたあとのリハビリ・トレーニング
足首の内反捻挫(内がえし)で痛める筋肉は、長腓骨筋。前距腓靭帯、これを動的にスタビライズされているのが、長腓骨筋。なので、こいつが機能しなければ再捻挫をする可能性が高くなります。
これを鍛える動きは底屈の動き。これを徹底的にさせることが臨床では求められます。
これから末永く付き合っていく身体、大切に鍛えていきたいですね。
もし足首のトラブルで本当に困ってしまった場合はご相談のります。
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