腱鞘炎

  • ペンを握ると痛みが出る
  • キーボードを打つと手首が痛い
  • 指を動かすのが痛い
  • 指が痛くてペットボトルの蓋をとれない
  • スマホの使い過ぎで親指が痛い

これらはいわゆる「腱鞘炎」の痛みかもしれません。

腱鞘炎の原因とは?

「腱」とは筋肉と骨を繋いでいる糸のようなもので、筋肉が収縮し、腱を引っ張ることで関節の動きを可能にしています。そして「腱鞘」とは「腱」の位置がずれないようにするためのトンネルのようなものです。

筋肉を動かすたびに腱が腱鞘の中を何度も行き来しています。同じ作業を長時間続けたりして、同じ筋肉をずっと動かしていると、この腱と腱鞘に摩擦が起きてきます。繰り返しの摩擦によって炎症が起こること。これが腱鞘炎の痛みの原因です。

通常、腱と腱鞘は滑らかに動くため、炎症が起こることはありません。しかし、同じ筋肉の使い過ぎや、あるいは運動不足による使わなすぎによって、筋肉が硬くなってきます

筋肉が硬くなると、腱をずっと引っ張り続ける状態になります。この状態が続くことで、腱が太くなってしまったり、むくんでしまったりすることで腱と腱鞘が擦れるようになり炎症が起きてきます。

つまり、筋肉の使い過ぎや、使わなすぎによって筋肉が硬いままになってしまうことが「腱鞘炎」の根本的な原因になります。

腱鞘炎は、症状が軽度の場合はセルフケアをしっかりしていくことで改善することができます。しかし、症状が重度のもの、炎症をそのまま放置したり、痛みがある中で作業を続けていると炎症がさらに悪化し、ひどいときは腱が団子状に腫れてきます。

腱が腫れると腱鞘の中を移動する際に引っ掛かりを生じ、指を動かすときにばねの様に弾くような動きで指が伸び縮みするようになってくるのが特徴の、いわゆる「ばね指」の症状が出ることもあります。

腱鞘炎の中でも、特に手首の親指側に痛みや腫れが出る症状を「ドケルバン病」と呼びます。手の親指を動かしている短母指伸筋腱と長母指外転筋腱という2つの腱が手首の親指側の腱鞘の部分で炎症を起こすことで動きがスムーズでなくなり、親指を動かすことで痛みが生じます。

ドケルバン病は指の使い過ぎでも起こりますが、もう一つの要因としてホルモンバランスの影響があり、妊娠出産期や更年期の女性に多く起こりやすいと言われています。

 

腱鞘炎の治療方法とは? 

指や手首の腱鞘炎は、一度痛みが出てくると治まるのに時間がかかります。指のこわばりや手首の違和感を感じたら早めに予防やケアをしていくことが大切になってきます。

局所を安静に保つことが一番ですが、日常生活や仕事で手を使わないでいることは難しいです。パソコン作業などの指を使った細かい作業が続く人は、1時間に一度は手を休め、手首のストレッチをして硬くなった筋肉を伸ばしたり、炎症が起きている部分のアイシング、冷シップなどで冷やして炎症を抑えることが大切です。

軽い症状のうちなら、テーピングや装具を用いて固定することで、症状の悪化を防ぎます

また、痛みが強い場合は腱鞘内に注射をすることで炎症を抑えて痛みをコントロールします。しかし、注射で痛みが取れても、また同じ作業を繰り返すことで同じ痛みが繰り返してしまいます。

そして症状が完治しないままあきらめてしまう方が多くみられます。注射をしても痛みが取れなかったり、ばね指の症状が強かったりすると、最終的に手術が選択されます。手術によって炎症が起こっている部位の腱鞘を広げる、つまり、腱が引っ掛かるトンネルを拡張することで指の動きと痛みを改善します。

 

亀岡市ちよかわ接骨院における腱鞘炎の施術とは

前述したように、腱鞘炎の根本的な原因は指を動かす筋肉の硬さです。痛みのある部位を治療して、一時的に痛みを取ることはできても、筋肉が硬いままだと同じような症状が出やすいです。

ちよかわ接骨院では、痛みのある部位への施術はもちろんですが、この筋肉の「硬さ」に積極的にアプローチしていきます。手の指や手首を動かす筋肉の多くは肘関節から付いています。そのため、この筋群が硬くなるということは肘の動きも硬くなるということです。一側の肘の動きの悪さは肩にも負担をかけます。そして、連鎖するように首の痛み、背骨・骨盤を中心とした全身の歪みに繋がっていきます。

ちよかわ接骨院の施術では、まず骨盤・背骨を矯正することで土台となる体幹の筋肉の硬さを取っていきます。体幹を整えて正常な可動域を出していくことで、四肢末端の筋肉の硬さも取れやすくなってきます。そこで腕や手首などの施術をしていくことで、根本的に筋肉の硬さを改善していくことが可能です。

 

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ご予約・お問い合わせはこちら!【TEL:048-829-7963】

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