腰椎椎間板ヘルニア
- 病院で「腰椎椎間板ヘルニア」と診断された
- お尻や太ももに痛みやしびれが広がっていくように感じる
- 痛みがあるために歩きにくい
- つねに腰のあたりに違和感がある
- ぎっくり腰を何度か経験している
腰椎椎間板ヘルニアの病態とは
腰椎椎間板ヘルニアは、腰に強い負荷がかかることによって背骨と背骨の間にある「椎間板」(ついかんばん)の組織が変化し、その一部が突き出た状態のことをいいます。
主に腰、おしり、股関節や太ももに痛みやしびれが広がっていくように感じる症状がみられ、脚の筋力が低下することもあります。
(90%に下肢傷害があります)
発症割合は、女性より男性が多く(約2倍)、世代では30〜50代に発症しやすいです。
ちよかわ接骨院の検査
問診では腰痛とお尻から足への放散痛(痛みの広がりぐあい)を確認します。
身体を動かしたときに痛みがどう悪化するか、くしゃみをして痛みがあるか、尿や便がでにくい症状があるかをお聞きします。
視診では座っている姿勢・脊柱カーブの程度(背骨の弯曲)を検査します。
徒手検査にて、骨組織(腰椎椎体か椎間関節の問題かどうか)を検査し、関節の硬さとの関連性を分析します。
なかには関節の緩さ(柔らかすぎる)ことが関連しているタイプがあるので、注意が必要です。
悪い姿勢での動作や作業、タバコの喫煙などが腰椎椎間板ヘルニアと関連していることが調査結果として挙げられています。
尿や便が出にくい(膀胱直腸障害)症状や、足の指に力が入りにくい(筋力低下)、足の一部を触っても感覚が鈍い(感覚障害)が強く出ている場合は、手術も考えられます。
また、症状がない場合でも椎間板が突出し、ヘルニアの状態になっている症例があるため、総合的な判断が必要となります。
ちよかわ接骨院の施術とは
脊椎に対する施術は、レッドフラッグさえ取り除けば症状軽減に有効です。
施術で痛みが軽減していけば、
次のステップとして、
ストレッチや筋力強化訓練などの運動療法によって、体幹・四肢の可動域の改善、筋力の強化、持久力の増強、有酸素運動能の向上、安定性の向上を目指します。
日常生活の復帰はいつごろ
ヘルニアの種類にもよりますが
基本的には数カ月で自然に吸収され消失することが多いと報告されています。
(88%が吸収される。46%が3ヶ月以内に吸収される)
当院の施術では、「痛み」にフォーカスをし、痛みを軽減させるための筋肉・神経・関節を整えることで、圧倒的早期の回復を提供いたします。
※レッドフラッグとは
重篤な疾患の可能性がある腰痛のことを指します(下記参照)
- 1ヶ月以上続き、夜間の安静時痛(寝返り除く)
- 内科的疾患の精査(発熱、臓器の炎症、腹部大動脈瘤、腎症状、その他)
- 発熱、細菌感染
- 50歳以上は悪性腫瘍
- 体重の減少
- 脊椎の叩打痛(70歳以上は圧迫骨折の頻度高い)
- 外傷の既往
- ステロイド使用
その他、何かご不明なことがございましたらお気軽にご相談ください。