モートン病とは
歩いていると足先が痺れてきたり、痛みが走ったりすることないですか?
今回、特に女性に多いモートン病について紹介します。
モートン病とは、、、歩いていたり立っていると足先にかけてに痛みや痺れが出現し、ひどい方になると歩くこともままならない状態になることもあるモートン病。
人によってそれぞれに若干症状の出方が変わるモートン病ですが、足が壊死したり麻痺したりすることはありませんが、痛みや痺れによって歩くことが(生活や仕事をすること)がとても億劫になります。またほっといても症状は取れるてくるということはあまりありません。傾向として30代〜の女性に多い(男性に無い事もないですが…)と言われていますが、人によっては20代で発症することも増えてきています。
では症状にはどんなものはあるのか…?
・長時間立っていたり歩いていると足の裏が痛くなるorしびれが出る
・靴を履くと指先にかけてジンジンしてくる
・カカト高い靴やハイヒール、革靴などをよく履いている
・右と左で足先の感覚が微妙に違う(靴の中に異物がある感じがする)
。運動を止めると痛みや痺れが収まる
などがあります。
次にこういった症状になる原因になるものとは…?原因はいろいろありますが例を上げてみます。
・1つ目に
自分の足に靴が合ってないというのがあります。ハイヒールなどのようにカカトが高く、また指先にかけて尖ってシャープになっていて指先に体重がかかっているような靴を履いている、また、長年同じ靴を履いているなどがあります。前者もちろんですが、後者の長年同じ靴を履いているというのは、同じ靴をずっと履いていると足底がだんだんとスレ崩れていき足底が不安定状態になり、足の構造自体が崩れていったり、また不安定な状態で歩くことで歩き方にも悪い影響が出てきてしまいます。
・2つ目に
足自体の問題にも関係します。
簡単に言うと、このように足の裏にはアーチというのがあります。通常ではこのアーチというのは真っ平らではなく、それぞれに若干湾曲している構造を持っていて歩行するときの衝撃をこのアーチによって分散・吸収する役目があります。
モートン病で多いのが、このアーチの中でも特に前方横アーチがなくなっているケースがなくなっているケースがあります。
このアーチが無くなってしまうことで、歩行時などの衝撃を吸収能力が無くなってしまい、直接足裏に負担がかかってしまいます。このような状態で過ごしていると、足の裏、特に指先にかけて負担が強くかかってしまいモートン病になってしまう可能性が高くなります。
またこのような状態で生活していると足の裏にベンチといって皮が厚くなりタコのようなものが出来てしまいます。
・3つ目に
急激な負荷が挙げられます。例に上げると、普段はあまり履くことのないハイヒールを履く日が続いた。最近急にランニングなどの運動を始めた。など今までの生活から少し変化があった事で足にストレスが掛かってしまったことによって発症することもあります。
またモートン病で共通して多いのが浮き指と言われる、歩く時に足の指が浮いてしまっている場合も多いです。もともと歩行時には踵(カカト)から接地して土踏まずの外側に荷重がかかり、その後、指の付け根から親指〜中指にかけて体重が抜けていきます。
浮き指というのは本来最後に指先に荷重が抜けるはずが、指が浮いて使えないため荷重が外側に掛かってしまいバランスを崩してしまい痛みの原因となってしまいます。
小指側に荷重がかかると小指側が窮屈になり負担がかかります。そして、中指と薬指に過度な圧迫力がかかってしまい痺れ、痛みの原因になります。
荷重が外側にかかる状態で長時間を過ごしていくと痛みや痺れももちろんですが、最終的に変形にも繋がり、よりバランスの悪い歩行にもなっていきます。歩き方や荷重のかけ方など治療する上でこういったこともとても重要になります。