日本では960万人以上のランナーがいます。（アメリカは3,500 万人以上）
その半数以上が女性であります。
男女におけるランナーの生理学的、心理学的、およびバイオメカニクス的な違いは充分指摘されている一方、出産後にある女性ランナーがランニングを再開するとき、ランニングコーチやストレングスコーチを含む健康管理専門職に提供されている指針はほとんどありません。
本ページでは、女性ランナーが産後に直面する特有の困難を理解し、アスリートの未来とトレーニングの漸進に関する情報をお伝えしたいと思います。
産後の期間
医学的に産後の期間は３つの段階にわかれます。
第一期は出産後6～12時間の急性産後期、第二期はおおむね2～6週間の亜急性期、そして第三期は出産後約6ヶ月続きます。
産後の6週間で、産後うつ、心筋症、泌尿生殖器や血行動態のような医学的問題も解決されます。
妊娠中〜出産後の変化
妊娠中を通して、女性の身体は大きく変化をします。その中には、目で見てわかる変化も、目に見えない変化もあります。体重の増加や下肢の浮腫は最も特徴的な変化ですが、その他にも、ほぼすべての身体組織が影響を受けます。
①身体の変化
姿勢、靭帯、筋、関節、ホルモン、心臓血管、腎臓、肺など
②生活の変化
質や量が不十分な睡眠、 疲労、新生児の世話の習得、変わりやすい予定など
個人差はありますが、女性は通常、妊娠中に 約 9.0 ～ 11.3 kg体重が増加すると言われています。この体重増加は、 脂肪組織、水分、胎盤、脂肪の増加と乳房組織の発達、さらに胎盤と胎児の成長の結果です。
投稿日：2020/10/20
